おたより
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「友だち」(年中) 2019.10.30

 ようやく秋の気配を感じるようになりました。季節の移り変わりと共に、子ども達の友達と遊ぶ様子も変わってきました。リズムダンスをしに、いつもと違うメンバーで他クラスへ出向いたり、遠足で交流した年長から教えてもらった「ジャンケンスキップ」は大盛り上がり!!こんなゲームがあるなんて!と楽しんでいます。そうやって楽しく遊んで、仲良くなっているはずなのに、なんでトラブルがまだあるの?って思われてませんか?子ども達はきっと、お母さんに楽しいことも嫌だったこともお話していると思います。ちょっと子どもの成長を振り返ってみましょう。  年少では、自分のあそび(ひとりあそび)を十分に楽しみ、そして周囲に目が向き「友達の存在」を知っていきました。自分(の感覚)とは違う人がいることを知り、 初めてのケンカもし、それでも一緒に遊ぶと楽しいことがわかり「友達」っていいなと知った1年でした。そして今、年中。  「友達と一緒に遊ぶ」と楽しいとわかってはいるけど、まだまだ大人が思っている程スムースな関係ではありません。クラスという集団生活の中で、子ども達のぶつかり合い(トラブル)は日常茶飯事です。「○○って言った!」「△△してきた!」と子ども達のものさしで状況判断しています。当事者同士に大人(教師)が加わり、事態を振り返りながら気持ちや考えを聞き、伝えあう。そしてどういう方法(伝え方・行動等)が良かったのか、周囲に集まってきた子どもも交えて、共に考えていきます。主張ばかりでなく楽しく遊ぶためには「折り合いをつける」ことも大切です。その力は、今はまだ未熟なんです。  こういう状況を見聞きする大人の方もしんどさが増してくるでしょうが、今、この段階を回避しても今後の成長の中で、同じことの壁が立ちはだかるでしょう。トラブルになった子ども達は、どちらの立場になっても「なんでこうなるの?」とみんな苦しい思いをしています。その時、側で見ているお母さんは何ができるでしょう?まずは、話をじっくり聞いてください。そして、「そうか、そうか」と共感してください。そして「どうしたかった?」と気持ちや考えを整理してあげましょう。すると「どうすればよかったか?」に導けると思います。そしてお母さんは、もし息詰まったら教師に相談してください。  年中の1年で「友達(人)との関わり」で経験したことは、次の年長にもつながります。より密になった関係性で、様々な取り組みや遊びを経験し、更にたのしさや充実感、そして自信(力)に変わっていきます。  うまくいかない事が多くあると感じられる年中かもしれませんが、子ども達はそんな時があっても友だちを強く求めています。お互い力を与えあい、大人が思っている以上に刺激しあっています。友達の中で存分に自分の力を発揮し、楽しめる日を目指して見守り、向き合っていきましょう!
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