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広報だより(動物たちのお引越し) 2019.12.16

12月3日、ミニグラウンドに仮住まいをしていた園の動物たちが、新たに完成した飼育舎にお引越しをしました。
引越しを担うのは、さくら組・うめ組の年長の子どもたちと、数名の先生方、バスの運転手さんです。
まず運び出されたのは、ウサギとカメ。
ウサギはすばしっこく、捕まえるのに子どもたちは一苦労ですが、その様子も楽しそう。
捕まえられたウサギは、段ボール箱やバケツに入れられ、慎重に運ばれます。
途中、階段や段差もありながら、さすがは年長さんのチームワークで運んでくれました。
ウサギたちも子どもたちに慣れているようで、箱やバケツに入れられると脱走を試みることもなく、静かに揺られていました。
カメは「落とすと甲羅が割れてしまうから、気を付けてね」という先生の声掛けに、男の子たちが対応していました。
新飼育舎の水辺に入れる時には「そうっと」と、丁寧に放してあげていました。
ウサギとカメは、年長組の子どもたちがすべて引越ししてくれましたが、引越し作業だけでなく、途中仮飼育舎から脱走してしまったウサギを捕まえようと奮闘する子や、新飼育舎に移ったウサギの世話をする子もいました。
先生からの指示ではなく、それぞれの子どもたちが自分で考え積極的に動物に関わっている姿は、とても頼もしく感じました。
フラミンゴやクジャクたちは、西田先生お手製の網を使って捕まえていました。
網は鳥たちが傷つかないように、開口を広く、受ける部分のネットを大きくする工夫がされているそうです。
網で鳥の頭を捕まえ、脚を掴み、逆さまにしながら運びます。
バスの運転手さんは、ポリバケツのゴミ箱にクジャクを閉まって運んでいました。
新飼育舎の止まり木は、園の裏山から拾ってきた物だそうで、鳥たちは新しい部屋を気に入ってくれるでしょうか。
今回動物たちの引越しを見学させていただき、園の動物たちは子どもたちにも、先生方にも愛されているのだなと改めて感じました。
新しい飼育舎は、内部が暑くなりにくいよう屋上緑化が施されていたり、ウサギが穴を掘って脱走してしまわないようにと、地面20~30cm下をコンクリートの施工がされるなど配慮されています。
窓の開口も広く、動物たちを観察しやすくなっています。
ウサギエリアは、ドッグランのような子どもたちがより触れ合いやすいコーナーが出来ました。
ぜひ、新飼育舎で、今まで以上に園の動物たちを見て、触って、沢山触れ合って下さいね。
最後に…。
12月の上旬、柴犬のルナちゃんが天国へ旅立ちました。
いつも静かに子どもたちを見守ってくれていたルナちゃん。
穏やかな性格で、未就園児の小さな子どもたちや、保護者たちからも愛されていました。
グレース幼稚園に来てくれて、ありがとう。
 
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