NEWS
幼稚園からのお知らせなどを掲載しております。

「りす組」について 2021.12.17

今回はグレースが認定こども園であることに注目し、預かり保育、通称「りす組」の内容をご紹介いたします。

千里山グレース幼稚園は2019年4月より認定こども園へ移行しています。これにより共働き家庭でも利用しやすい園となりました。お仕事との両立を図るお母さま方のサポートという点ではSDGsの「働きがいや経済成長」にもつながりますね。

皆様りす組は利用したことありますか?我が家は共働きで仕事をしているためりす組で毎日お世話になっております。周りのお母さま方でりす組を普段お使いでない方の中には「りす組に長時間預けることが不安」「親の都合でかわいそうではないかな」「さみしくないかな」とおっしゃられる方も中にはいらっしゃいますが、我が家の場合はりす組がない日は「え~!今日はリスじゃないの?><」と残念がるほど楽しい時間を過ごしているようです。

今回はりす組の山下先生にお話をお伺いしてまいりましたのでご紹介いたします。

「りす組における通常の保育内容との違いは」

家に帰ってからの子どもの姿を意識して、普段は通常保育だけで終わる子が、家で過ごすようなのんびりとした雰囲気作りを意識して保育をされているとのこと。戸外遊びをしたり、お部屋で遊んだり、おやつをみんなで食べたり。どれも1号認定の子ども達が家に帰ってご家族と一緒にしていることを、預かり保育でも同様に、りす組の仲間と共有して過ごします。

異年齢の子ども達が「おうち」のように兄弟姉妹関係のような人間関係をりす組では形成できる環境です。コロナ禍以前は縦割りでの保育を実践されていたようですが現在は通常の縦割りの遊びではなく、同じ学年の集団での遊びが中心になっているようです。本来のグレースのりす組の方針は縦割りの兄弟姉妹のようなアットホームな学びを意識しているとのことですので、また状況が落ち着き次第もとの形に少しずつ戻っていくといいですね。

 りす組は、友達との関係構築する中で対人関係能力の向上を促すように先生方がサポートしていき、よりよい形で子ども達が関わっていけるように取り組んでいただいております。 

長時間園で過ごす共働き家庭で気になるところは、やはり家族で接する時間がどうしても少なくなってしまう点かと思います。子ども達にさみしい思いをさせていないか、無理をさせていないかと何かと気になりますが、そういった保護者へのアドバイスをお願いしたところ、「少しの時間でも良いので、子ども達の話に耳を傾け聞いてあげてほしい」とのこと。また「お風呂の時間・食事の時間・寝る前の時間の中で、わずかな時間でも向き合う時間を作って、一緒に過ごせなかった時間をうめていくことが大事ではないか」とのお話を頂戴しました。これはやろうと思っていてもどうしても時間に追われて難しいこともありますが、今後は積極的にりす組での活動や1日どう過ごしていたかなど、子どもと話す機会を今まで以上に作っていこうと感じました。

普段はりす組を利用しない子ども達も、時折りす組に行くことで違うクラスの友達と遊んだり普段かかわりのあまりない先生と同じ時間を過ごしたり、また新たなる世界が広がるはずです。

グレースでは認定こども園となる前から預かり保育を行うことで現代のお母さま方の生活様式にあわせて、子どもにどう寄り添っていくことが大切かを考えながら保育をされています。「質の高い教育」を働くお母さま方もあきらめなくていい環境がグレースにはあると改めて感じることができました。

Photo ※写真をクリックすると拡大表示されます。