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広報だより(お母さん先生) 2017.07.10

梅雨入りした6月のある日、『お母さん先生』を体験しました。 不安と緊張でいっぱいのスタートでしたが、事前に「お母さんの方から声をかけると、子どもたちは何倍にもなって返してくれる」との説明を受け、勇気を出して保育室に入りました。すると、担任の先生と子どもたちが、「ちちんぷいぷい、お母さん先生になぁーれ!」と魔法をかけてくれました。『お母さん先生』と書かれたバッジをつけて、これでお母さん先生に変身完了です。 子どもたちの中にうまく入っていけるかどうか不安でしたが、子どもたちはお母さんやお父さんのことが大好きで、「お母さん先生、一緒に遊ぼう!」と積極的に誘ってくれたので、不安は吹きとびました。 この日の午前中は、保育室で好きな遊びをして過ごしました。何でも自由に製作できるように、牛乳ビンのふた、ペットボトルのふた、ストロー、折り紙、はさみ、水性ペン、カラーホイルなど、たくさんの材料が用意されています。 それらを廃材と組み合わせたりして、子どもたちは自由な発想で様々なものを作ります。指先も使い、頭も使い、それぞれがやりたいことを自分で考え、やってみて難しいことは途中で「手伝って」と言えるし、これこそがグレースの魅力だと感じました。そして、自分の作ったものをお母さん先生にプレゼントしてくれる子もいて、私は手作りのコマをもらいました。 また、色水遊びやどろんこ遊びをしたり、新聞紙で遊んだり、様々な遊びをお母さん先生と一緒に楽しむ日もあるそうです。 昼食前の歌の時間には、子どもたちのリクエストで「グレース幼稚園の歌」を歌いました。今年の年少組はこの歌が大好きで、とても大きな声で上手に歌ってくれました。すると、隣の部屋からも同じ歌が聞こえます。みんなグレースのことが大好きな「よい子ども」なのだと思い、ほほえましかったです。 昼食では、「お母さん先生、隣に座って~」という嬉しい声がかかり、子どもたちと楽しくにぎやかにいただきました。お母さん先生パワーのおかげか、みんないつもより頑張って食べている気がしました。 最後は「ちちんぷいぷい、○○ちゃんのお母さんに戻れ!」とお母さん先生の魔法をといてもらいました。そのあとも、「来てくれてありがとう」と何度も駆け寄ってきてくれる子どもたちにすっかり魅了されました。 とても貴重な体験でしたので、これ1回で終わりというのは寂しいのですが、これからは母親として子どもたちの成長を見守っていきたいと思いました。
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